ピコタンがほしい
バーキンがほしい
と思ったら、エルパトを始めましょう!

エルメスパトロールの略。
レアな商品(おもにバーキン、ケリー、ピコタンなどの人気バッグ)を求めて、エルメス店舗に何度も通うこと。
在庫がないことが多く、何度も何度も同じお店を訪れる必要があることから「パトロール」と呼ばれるようになった。
希望商品がない場合、ネット上では「パトロールの結果、異常なし」と報告されることも。

Contents
初回が一番緊張する!

今までエルメスで買い物をした経験がない人の場合、きっとエルメスの店舗に行くこと自体が緊張するもの。
私も2年前まではエルメスなんて興味もなかったし、とても敷居が高く店舗に近付くのも恐れ多いくらいに思っていた。
年収数百万円のサラリーマンの私には縁がないと思っていたよ
でも、とあるきっかけでバーキンに惹かれ、ピコタンに惹かれ、価格帯は自分に見合っていないとはいえ、資産の一つとしてエルメスバッグを持っておくというのもいいかも?と思い立ち、エルパトすることを決意。
自宅から最も近いエルメス店舗に行き、バーキンとピコタンを探すことを始めた。
あれから2年、ピコタンはタイミングよく出会えて購入することができたけど、いまだにバーキンは買えていない。
でも、もうエルパトにはかなり慣れた。
本記事では、私の2年間の経験をもとに、超具体的なエルパトのやり方とコツを紹介していきます!
具体的なエルパトの流れ

では、具体的にエルパトってどんな感じの流れになるのか、まとめていきます。
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STEP01行く店舗を決める
どの店舗に行くか決めましょう!
日本全国に30店舗以上あるので、エルメス公式サイトを見てどの店舗に行くか選ぶことからスタート!
ami今後も通うことを考えて、自宅や職場から近く通いやすいところがいいと思います!デパート内なら何階のどのあたりにあるのか、チェックしていこう!
もちろん1店舗に絞らなくてもOK!
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STEP02店舗に行く
実際に店舗に行きましょう!
エルメスの店舗って他のブランド店と違って外から中が見えづらい構造になっている場所が多い。
だからこそ敷居が高く感じる。
近付くと緊張する!
深呼吸して入り口まで行きましょう!!
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STEP03並ぶ or 番号札をもらう
コロナ以降、一度に入店できる人数を絞っていることが多かったエルメス。
コロナ禍も落ち着き始めた最近は、お店によって待ち方がいろいろ。
列に並んで順番が来たら入れる方式のところがあったり、案内は番号札での順番待ちのところがあったり、完全にフリースタイルで店内に入って適当に店員さんを見つけるスタイルのところもあったりする。
なので、列ができていれば並びましょう。
番号札形式の場合は、入り口付近に案内係の人がいることが多いのでその方に声をかけましょう。
列もなく入り口に誰もいない場合は、とりあえず中に入ってみて手すきの店員さんを探してみましょう。
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STEP04要件を伝える
順番待ちをしていると「今日は何をお探しですか?」と聞かれる。
「バッグが見たいです。」「バーキンかピコタンを探しています。」など自分の希望を伝えましょう。
この時点で即答で「今日は入荷がありません。」と言われてしまうことも。
そしたら基本的には並んで待っていても時間の無駄になるので帰りましょう。
待っている間にちょうど入荷するケースもあるので、時間があるなら待たせてもらってもいいかもだけど、基本的にはないと言われた日にはないです。
せっかく来たのにお店の中にも入れないなんて・・・
ってショックを受けるかもしれないけど、気にしないで。
めげないで。
エルパト、そんなもんですから。
これは門前払いではなく、普通の対応。
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STEP05店員さんが案内してくれる
門前払いパターンにならずに自分の順番が回ってくると、今日案内してくれる店員さんが来てくれる。
ここで改めて希望のバッグを伝えましょう。
「バーキン、ケリー、コンスタンス、ピコタン、ボリード、ガーデンパーティー、ミニエヴリン希望です!!」など具体的に言いましょう。
希望のバッグはいくつ伝えても大丈夫だけど、「バッグなら何でも!」と言うと困惑する店員さんが多いみたい。エルメスにはバッグの種類がめちゃたくさんあるから。具体的なバッグの種類を伝えた方が在庫確認もしやすいはずなので、具体的に伝えましょう。
最初はあんまりたくさん言うの難しいかもなので、2~3個に絞ると言いやすい。(というか、人気バッグをあまりにもスラスラ言ってたら転売ヤーだと思われそう)
ami私はエルパトを始めた頃は「バーキンとピコタンを探しています」と2種類だけ伝えていたよ! -
STEP05在庫確認に行ってくれる
伝えると店員さんが在庫を確認してくれる。
バックヤードに直接見に行ってくれることもあるし、iPhoneのような端末で調べてくれることもある。
端末でバックヤードの在庫が管理できるようになったのは結構最近。実際にバックヤードまで歩いて見に行かなくても在庫があるかどうかはリアルタイムわかるようになったみたい。
裏に行ってくれなかったな、と落ち込まないで。端末でもちゃんと確認してくれてるから。
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STEP06-1在庫があれば購入!
もし希望したバッグの在庫があれば、見せてもらえると思うので購入を検討しましょう!
おめでとうございます!!!
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STEP06-2「あいにく在庫がございません」
在庫があることは非常に稀。
在庫確認の結果は、だいたい「あいにく本日は在庫がございませんでした。」と言われる。
ですよね〜。
って感じ。
基本、在庫がないのがデフォルトなので、気にしない。
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STEP07質問があれば質問する
バッグ以外に見たいものがあれば案内してもらいましょう。
特に見たい物もなければ、何か聞きたいことを質問してもOK!
「最近は入荷少ないですか?」「こうやってお店に来ていればいつかピコタン買えるでしょうか?」など、店員さんに聞きたいことをどんどん質問しましょう!
相性が良い店員さんなら会話が弾むことも!
ami店員さんとの会話は貴重な情報収集の機会だよ! -
STEP07退店する
他に用がなければこれで退店しましょう。
お疲れ様でした!
だいたいエルパトはこんな感じの流れ。
店舗の滞在時間は1~5分程度

一度のエルパトにかかる時間はどれくらいなのか?
店内に入る前に入り口担当の方に「在庫なし」を告げられるパターンなら、エルメス滞在時間が1分くらいで終わることもある。もはや滞在すらしていない。
順番待ちをして在庫確認をしてもらうケースでは、滞在時間は入店してから5分くらいかな。
待ち人数が多くて混雑している場合には待つだけで30分とか1時間以上とかかかる場合もある。
そして、もし在庫があった場合には、商品確認、購入手続き、お包みなど含めて30分くらいはかかる。
基本的には在庫がないからすぐに帰れることが多いけど、万が一にも在庫があったら購入に時間がかかるので、「10分後に重要な商談がある」みたいなあまりにもタイトなスケジュールの時にはエルパトするのは避けましょう。
エルパトのポイント4点

エルパトの流れは具体的にイメージできたでしょうか。
次に、私的に事前に知っておいてほしいエルパトのポイントをまとめてみました。
エルパトのポイント
- 100回は通うつもりで行く
- 購入方法は事前に計画する
- 質問して情報収集する
- エルメス独特の雰囲気に引かない
順番に解説していきます。
100回は通うつもりで行く

エルパトって何回くらい通えば出会えるの?
それは誰にもわからないのです。
出会えるかどうかは運次第。タイミング次第。
私の主観的な目安として、だけど
まず100回通うことを目標にしましょう。
100回エルパトすれば1回くらい出会えるかも?
エルパトってそれくらいの確率だと思ったほうがいい。
購入方法は事前に計画する

ほとんどの場合で「在庫なし」なんだけど、もしたまたまその日に在庫がある可能性もある。
なので、購入方法は事前に決めておきましょう。
クレジットカードなのか、現金なのか。
カードの場合は、限度額に問題がないか。
在庫があった場合、そこから現金を下ろしに行く方もいるみたい。
とはいえ、基本的には取り置き不可。どこのATMで引き出せるか、一度に引き出せる金額の上限額は問題ないのか、事前に確認しておこう!
デビットカードとか自分が使いたい支払い方法がある場合は、エルパト時に店員さんに使えるかどうか聞いておくといいね!
決済方法はちゃんと考えておこう!!
質問して情報収集する

せっかくお店に行ったんだから、聞きたいことはどんどん聞いて、できるだけ情報収集しよう!
- 最近いつピコタン入荷しましたか?
- 何時くらいが狙い目ですか?
など、具体的に聞きたいことはどんどん聞こう!
質問するとだいたい、「なかなか少ないです」「時間帯も決まっていないんです」とマニュアル対応されることがほとんど。(マニュアル対応というよりもそれが実態なんだと思う)
でも、時々、「実は昨日の15時頃入荷があったんですよ」「今朝入ったんですが朝イチで売れてしまいました」など、直近の情報を教えてくれる神店員さんがいたりする。
エルメスのバッグ入荷タイミングは、本当に不定期。
でも、毎回質問していたら「もしかして午後の方が入荷多そう?」「土日の入荷が結構ありそう!」など推測できるようになるかも!
店舗によっても入荷傾向は異なるはずなので、行きつけ店舗の情報収集は欠かさずに!
エルメス独特の雰囲気に引かない

これはあくまでも私の主観ではあるのだけど。
エルメスって、ほかのブランドとは顧客とのお付き合いの仕方がちがう気がする。
あまり「お客様扱い」しないというか。
本当に品薄で売るものがないという事情もあるんだろうけど、「バッグは在庫がございません。」とだけ言われて会話が続かないことがあったり。
他ブランドの親切丁寧な応対に慣れていると、「え?それだけ?」と
塩対応だ!!
門前払いされた!!!
感じ悪!!
ってネガティブに捉えてしまいがちなんだけど、エルメスの店員さん、結構あっさりした人も多い印象。
なぜなら、エルメスは「担当」という制度があって、たくさん買うと顧客には「担当」という専属の店員さんが付くことが多い。
一度「担当」がつくと、それ以降の買い物はその方から買うようになっていく。
「担当」と「顧客」は1対1の人間関係を築いていく感じになって、友達ほどくだけてはないけど、店員とお客様というほどかしこまってもない関係になっていくみたい。
私の「担当」というほどでもないけど、顔見知りになった店員さんは私に対してときどきタメ口で話してくるほど(笑)
私の方が年下だし、失礼な発言があるわけじゃないから、むしろフランクに接してくれて私としては嬉しい。でもきっとタメ口なんて嫌な人もいるよね。
店員さんによって人間関係の築き方はいろいろ。合う・合わないは人それぞれ。
エルメスの店員さんはきっと担当顧客を何十人も抱えて、それぞれのやり方で販売されている方ばかり。
だから接客方法も千差万別。
めちゃ丁寧な店員さんもいるし、効率主義であっさり対応の店員さんもいる。
あまり気にしないで!
海外旅行した時に海外の店員さんのラフな対応に衝撃を受けることがあるけど、エルメスもそれに近しいものがあるかも(笑)
いつか出会えるかも
以上、エルパトの方法とコツを紹介してきました。

希望のバッグをすぐに買える確率は極めて低い。
でも、宝くじが買わないと絶対に当たらないように、エルメスだって通わないと絶対に出会えない。
確率は宝くじよりは高いはず!
諦めないでエルパトを続けていればいつか出会える日が来る。
私もバーキンが欲しいので、出会えるまでエルパトをやめません!!
もちろん自分の無理のない範囲で。
疲れたら、ときどき休みながら。
エルパト、がんばりましょう!!